たとえもの

アニメとかラジオとか好きでした。今はふつうです

SHIROBAKO 平岡セリフまとめ 15~23話

15話 こんな絵でいいんですか?

平岡セリフなし。たまに2クール目の裏主人公!とか言われていたりする割に全然喋ってない。入社式の回なので姿は出てきてはいる。

 


16話 ちゃぶだい返し

五分過ぎくらい。
「融通きかねえなあ新人デスクは。原画を進めておいて後から作監作業で直せばいいだろ」
「止めたら三週間以内で原画をあげなきゃいけなくなる。これもぷるんぷるんするぞ」
「教科書通りじゃ現場は乗り切れないだろ」
「はいはい、了解ですよデスク様。ちょっと出てきます」
この一連の流れで、多分、実際には平岡の方が現場に負担かかんないんだろうなあとは思う。作監は死ぬけど。

17話 私どこにいるんでしょうか

アバンの場面で頑張りましょうのときに平岡がいないのが辛いね。画面真っ暗なノートPCが目立つ。
七分過ぎ。
「あー、ダミーダミー。もう作業入っているカットテキトーにつなげればいいんだよ」
「PVなんて余計な作業なんだからさあ、現場に負担かけない様にそこそこでいいんだよ」
ここまででわかるとおり、平岡は一貫して現場に負担駆けない様にしているんですよね。作品の質は最低限で、出来るだけ色々な人に負担をかけないようにしている。これ、後々の過去を辿ると、辛い経験があるからこそなんだよなあ。僕は現場に負担かけないようにって言葉を信じてたんだぜ。
19分あたり。
「おーっす」
「なに? 朝礼なんて意味ないでしょ」
「え?」 

「そんなの後から教えてくれればいいじゃないですか」
「一斉メールでいいんじゃないんですか。回収に行くんで車使います」
「え? わかりました、明日"は"出ますよ」
一斉メール派と朝礼派の溝は深い…。実際の現場で朝礼があるところはPAワークスがそうで、他のところはそんなものはないのが一般的だという事実は忘れてはならない。平岡は渡り歩いているからこの一斉メールでいいんじゃないんですか?は割と当然の反応なんだけど、朝礼に出ないなんてなんてやつだ!っていう感想が結構あった。キャラとして割とこうだよなあって感じが出てて僕はこの描写好き。あとすげー個人的なこととして朝礼とか会議とか嫌い。ちゃんとした内容があればいいんだけど、世の中の大半は意味のないものだと思っているからメールでいいだろって思っている。
23分過ぎ
「デスクに早く帰れって言われたんで」
「興味ないんで」
とか言いながら流しそうめん食いにくる平岡です。なんだこのツンデレ。なんだかんだ何気に付き合いいいよね。
タローとの会話。この時はまだ平岡さん呼びだったりする。
「いたよ」
「お前ほどにはな」
「はあ?」

18話 俺をはめやがったな!

どうでもいいことだけど、予告でこのタイトルを言うのが平岡だろって予想されていたのが懐かしいね。
あと大倉さんとこの電話の人も平岡の中のひとの小林くんのはずやね。
13分半くらい。
「あそこ制作の人数少ないからしかたないよ。ま、帳尻さえあればいいんじゃない」
「はいはーい。ッチ、帳尻さえあればいいだろ」
舌打ちが出ました。次から結構増えるはず。

19話 釣れますか?

平岡と矢野の関係が疑われたこの話ですが、僕は社長の若いときを小林くんが演じているところがとてもよかったと思います。平岡も入ったところが違えばこんな未来もあったかもしれないを暗喩している感じで
5分くらい。
意味深なカットで平岡許すまじの声が上がったのが懐かしいですね。
7分くらい
「? はあ? 地図ならあるでしょ?」
「まあついでだし、いいよ」
タローですら気づく怪しい関係ですよ。もうめっちゃ平矢野でのカップリングですよ。凄くいいよね。今でもいいと思います。
車内での矢野さんと平岡の会話は通しで書きます。
「久しぶり。うちで何社目?」
「5」
「まさかうちにきてるとはね。どう、居心地良い?」
「別に」
「いいわけないよね。タイタニックなんて紹介して、酷いことになると思わなかったの」
「俺の担当じゃないし」
「いつもそういう態度だからぶつかるんだよ。前の会社もそれで辞めたんでしょ」
「俺のことはいいだろ。ったく、思ったよりも早く戻ってきたな」
「まあね。なんかアニメの仕事って不思議だよね、離れている時間が長くなるほど戻りたくなっちゃう」
「戻ってきたやつはみんな同じこというな」
「みゃーもりどう思う?」
「ド新人、要領悪い、クソ真面目」
「あはは、ま、入って一年半だしね」
「あいつ、まだこの仕事に夢持ってんだよ」
「うん」
「俺なんて、入って一年も経たずに夢醒めたけどな」
「たまにいるよね、何十年もずっと夢が醒めてない人」
「ああいるな、性懲りもなく」
「私、そういう人が好き」
「俺は嫌いだな」
「だろうね」
めっちゃいい。めっちゃいいよね。このわかっているような感じ。
「三村君が頼りないからだって」
「嘘嘘、そっちの社長と話して五話の制作にうちからヘルプ出すことになったんだ」
「んじゃ、俺は自分の用事あるから」
「ッチ、めんどくせえなあ」


20話 がんばりマスタング

円さんとの喧嘩回。謝れる平岡を見れたのは割と印象深い。
8分半くらい。
「ッチ」
この舌打ちはでかかった。りーちゃんがとんとん拍子にいい方向に行っているんだから、これくらいキレるのは当然だよなあって感じ。特に平岡はつらい経験多かったのにこんな恵まれた人間見たらそういう反応になるのは当然。
みんなが話している最中に出ていく平岡は本当にそれっぽいキャラだと描写されていていい。
12分。
「いいよな女は。おっさんにちょっといい顔すりゃなんでもやらせてもらえるし、なんでも思い通りになるもんな。ちゃんと仕事をしてんのにチャンスもらえない人間がどれだけいると思ってんだ。素人がこの仕事なめてんじゃねーぞ」
過激…あまりに過激な物言い…!!これでキャストに「平岡さあ…」って文句を言われまくっていた時の小林くんの心境を知りたい。でもかなり辛らつな言い方になっているけど言いたいことはわかる。女のところジェンダー的なあれこれは別として、ちゃんと仕事しているのにチャンスもらえない人の気持ち考えたことあるのかって言いたくはなるよね。
15分半
「円さーん。七話のレイアウトチェックどうなってます?」
「すぐ原画に戻したいんですけど」
「あーすいませんね。なるべく早くお願いしますね」
「突っかからないでくださいよ、俺に八つ当たりされても困ります」
「はあ? 再リ? 勘弁してくださいよ。円さん、リテイク連発して自分の首絞めてるってわかってます? こんな言い方降りられますよ」
「ああ?」
「それどういう意味ですか」
「じゃ自分で連れてこいよ!」
「はあ!?」
「ああ!! 演出が進行に責任転換してんじゃねえよ!! 上から目線でから威張りすんな! 同い年だろうが!!」
円さんの台詞は僕に刺さるので書きません。書けません。泣きたい。
「お茶の飲み方とかわかんないんですけど」
「はあ…もういいっすか?」
社長との会話は言葉にしづらいところおおいなあ。台詞っていうよりも仕草って感じ。
「べつに…」
「円さん」
「すみませんでした」
怒れたり謝れる平岡は随分と熱意あるなと思いました。これでこの平岡むかつく!とか言っている人は同族嫌悪で嫌っているんだろうなって思ってました。なんだかんだ、ダメな感じとか言われているけど、自分の場所を最低限守ろうとしているところに好感をもてる。
「別にわかんねえだろ、こんなもん。首から上がちゃんと描けてれば客は満足なんだよ。いくら作画が気合入れようがいれまいがかわらねえっつうの」
「ち? ッチなんだよ最後まで言えよ」
21分くらい。
「なんだよ」
「相棒じゃねーし」
12話がタローと平岡任されたシーン。あんな後なのに親近感湧くタローすげーなって思う。でもあれほど喧嘩できるほど熱い男だと思わなかったよって感じなんだろうな。
24分
「知らねえよ」
とりーちゃんに言いつつもきちんと読む平岡。平りーの組み合わせいいよね。つーか誰にでも組み合わせてもいいよね。どれもこれも平岡が魅力的だからですよね。

21話 クオリティを人質にすんな!

9分くらい。
「ああ」
「それは前の前の会社」
「ああ」
「知ってる」
「ッチ、今切らしてる」
「残念だけど、社長様と違って俺は全く暇ないからな」
「知ってる」
大袈裟にカット袋置くところのSEがめっちゃうるさくて苛立ちがすげー表現されてる。同期との立場の差を感じるのいい…わけあるかよこの野郎。きつすぎる。この描写きつすぎるよ…。
一話放映の集まりに端の方にしっかりといる平岡、しっかり画面見てんだよね。アニメ好きなんだよなあって描写だよねこれ。他の人たちが会話に勤しんでいるなか、画面気になって仕方ないっていう。会話できる相手がいないという意味もある。
16分
「話ってなんですか」
「それで?」
「足りてるだろ。どういう意味だよ」
「先輩面するな。あんただって人がいないからデスクになっただけじゃないか」
「クオリティを人質にするんじゃねえ! どいつもこいつも自分の仕事に時間を取ることばっか考えて。人のセクションのことなんて全く考えてやしねえ。なのに!スケジュールが遅れると全部制作のせいにしやがって!」
「出ねえよ! この仕事まともにやってたら続かねえんだよ!」
「っく。まあ、クレームがきたってんなら担当代えてくれてもいいですよ」
制作が原画マンや演出コンテやその他もろもろに対していいたいこと言ってくれちゃったみたいなメタ視点も持てる。人のセクションのことを調整するのが仕事なんだけど、それで遅れたらまず間違いなく制作のせいにするだろうしね…。重いわ。
「わかったわかった。ごはんだなーケメコ」
猫にだけ優しいだなんて、段ボールの中ののら猫に傘をさしている不良くらいあざとい…!根はこんなにも優しい。こんな人間をあんな人間にさせるほど業界がアレっていうのがかなりあれだよね…。
「わかりました」
屋上にこいよされて、説得します!とか言われたら拍子抜けでこんな言葉出ちゃうよね。普段の場所ならおろされて辞めるタイミングだと思っていただろう。

22話 ノアは下着です。

開始早々、朝礼にしっかり出席する平岡で感動した。
「特にありません」
10分くらい。
「うーっす」
「帰るけど?」
べらべらしゃべるタローに肩組まれても嫌な顔しないのがでかいなあ。人とのコミュニケーションができないわけじゃないんだよね。僕なら触れるなカスくらいには心の中で思うので、本当に平岡はいいやつだよ。僕が屑すぎるだけとも言う。
13分半。
「ああ」
「乾杯」
見ているだけでビール飲みたくなってきた。タローと酒飲みたい。
15分すぎ。
「お前っていっつも楽しそうだよな」
「馬鹿じゃねえの野望とか」
「やめろよ、うぜえな」
「あ?」
「いや無理だろ?」
「なりたかねえよ」
「なんでだよ」
「Pなんて結局スタッフを締め上げるだけの役職だろ」
「兄さんハイボール
「なんになりてえとかなにやりてえとかそんなもんとっくに捨てたよ」
「クソみたいなところだったよ。クソみたいなやつらがクソ見てえなものしか作れないのは当たり前だっつーの。なのに、俺一人間入ってあっちに謝りこっちに謝り。散々間取り持って調整して」
『上がれば絶対いいものになりますから』
『明日には上がるそうですから』
『これで完成ですか?』
『そんな!?受けていただけるって』
『あの…!!』
「アニメなんてあがりゃいいんだよ。んなこともわからないであんときの俺は馬鹿か! 馬鹿か俺は…」
「別に…俺どうせこれ終わったらやめ――」
表彰状のところ。プロデューサーに対しての締め上げるだけって印象で、今までろくなプロデューサーと関わっていなかったんだろうなということがわかる。優しすぎるが故だねこれ。
20分過ぎ
「ちいせえよ。俺の野望はな、アニメで初めて、カンヌであるしてん部門の作品賞と国際批評家連盟賞をとるつもりだったんだよ。馬鹿、俺の馬鹿ぁ!」
「帰る、ケメコが来るから」
野望に満ち溢れた優しい人間だとこの回でみんなにも伝わっただろう。
「お疲れ様です。七話リテイクよろしくお願いします。瀬川さんから音に合わせてワンアクションたしてくれってことです」
二日酔いの平岡かわいい!かわいい!かわいい!!ってなってた。あと二日酔いで丸くなった感じに見えるところがでかいね。これくらい普段から丸かったら色々と上手くやれただろうなあ…。
あ、あと提供絵が平岡がカット袋持っているところで感動しました。平岡でこの話がやりたかったんだろうなって伝わった。

23話 続・ちゃぶだい返し

七分半くらい。
「散々だった」
「俺はグロスの制作進行だっただけだけどさ」
「俺この原作大好きで、関わるの楽しみにしてたんだけど、蓋を開けたら、主人公のキャラは改変、レーサーなのに何故か水着で運転。ありえないことの連続。原作を無視したストーリー。クオリティも低くて評判も悪かった。原作者まで叩かれて」
この後に佐藤さんがホント散々だったんですねで平岡佐藤の組み合わせこれあるんじゃないとか思ったのは僕だけだろうか僕だけかも僕だけでいい。




BSでの最終回前にまとめたけど急ぎ足になった。後で最終回もまとめる。